地球に住んでいた平均人数を調べる

地球は常に進化しているため、人口増加も気候変動や食料、人口率に影響する病気などによって、人口が増えたり減ったりと変化している。

新しい考古学的発見がなされるにつれて、革新的な方法によって地球上に住んでいた人の数を推定することができるようになるため、これらの数字を導き出す基礎は、私たちが約20万年前から地球上に存在していたという理解から始まる。

地球には何人の人が住んでいるのだろう？

地球上に存在したおおよその人数を算出するために、紀元前20万年頃に地球上に存在した最初の文明を扱うホモ・サピエンスの分析を中心に研究が進められている。

しかし、地球上に人類がどの程度存在しているのかを示す正確な人口統計学的データはまだない。

この計算はGuesstimating、つまり不完全な結果に基づいた推定であると考えられている。歴史上のさまざまな時代の人口規模に関する仮定は、一人一人が地球上でどのくらい生き続けるかというおおよそのデータを知るために、古代では人口が増加するためには多くの出生が必要であったことを指摘している。

おおよその計算をするために、研究者が用いる分析方法は、人口参照局（PRB）である。 PRBは1995年の最初の人口カウントに基づいており、それ以来、地球上の総人口数を更新し続けている。

また、現在の地球上には80億人以上の人間が存在し、一人ひとりに祖先と子孫がいることを考えると、紀元前5万年には、毎日膨大な数のホモ・サピエンスが誕生していたとPRBから結論づけることができた。

この方法論によれば、最古のヒト科動物が地球に出現したのは紀元前700万年頃で、それ以降、人は長生きするようになったが、出生率は低下した。

というのも、国にもよるが、現在の出生率は人口1,000人当たり45～50人程度である。

このように、最初のホモ・サピエンスの存在から今日に至るまでの調査・分析の結果、人口は1,090億人から1,170億人に増加したと推定される。

最後に、これらすべての要素を考慮すると、現在人口増加を抑制している医学の進歩や避妊法の使用がなければ、すでに地球に居住している人の数はさらに増える可能性があることがわかる。